北海道セカンドオピニオン

札幌市共生社会推進条例

札幌型「共生社会」はマイノリティ対マジョリティの分断社会

第1回 札幌市ユニバーサル推進検討委員会(令和5年11月8日)議事ピックアップText KAIDO takumi札幌市ユニバーサル推進検討委員会の第1回会議では、14名の委員(出席11名)が市の用意した資料を見ながら「共生社会」について自由に意見を交わしました。〝違いのある人々〟を一律にマイノリティと括った上で、マイノリティが〝生きやすい社会〟をつくるためには、マジョリティの意識変革が必要だという方向に議論は進みました。そしてマイノリティ対マジョリティの分断構造を前提にマイノリティ優位な社会を札……
札幌市共生社会推進条例

「札幌市誰もがつながり合う共生のまちづくり条例」(共生社会推進条例)とは

Text KAIDO Takumi共生社会の実現を目的にした理念条例札幌市が令和7(2025)年2月定例会で成立を目指す「札幌市誰もがつながり合う共生のまちづくり条例」は、「共生社会」の実現を目的とした理念条例です。理念条例とは、「行政の方向性や施策における優先順位などを規定した条例」で、多くの自治体で定められている「自治基本条例」などがあります。平成27(2015)年から札幌市長となっている秋元克広氏が3期目を目指す令和5(2023)年の市長選で「障がい、性別、年齢、人種、国籍などにかかわらず……